大石 拓哉さん(修士課程2年)がVisual Computing学生奨励賞を受賞
2025年9月7日~10日に早稲田大学で開催された Visual Computing シンポジウム 2025 において,修士課程工学専攻コンピュータ理工学コース2年の大石拓哉さん(指導教員:茅教授・朱助教)が,「学生奨励賞」を受賞しました.
この受賞は,今年度の Visual Computing シンポジウムにおいて発表した「AR及びLLMを用いた色覚補償のための色情報コミュニケーション支援システム」に対するものです.
これは,色覚障がいを持つ方への支援を目的として,AR技術とLLMモデルを活用した「色に関するコミュニケーション支援技術」の開発成果を報告するものです.従来の支援手法は,色のコントラストを強調する色変換が主流であり,「色の違い」は認識できても「何色であるか」を認識することは困難でした.本研究では,会話の中に含まれる色名を検出し,対象物の位置を特定した上で、ARグラスに対象物の情報を重畳表示することにより,色に関する円滑なコミュニケーションが可能であることを示しました.
授賞式の様子(左が大石さん,右はVisual Computing シンポジウム 2025 実行委員会長久保尋之先生)