2024年3月7日、8日に九州大学にて開催された、第19回日本感性工学会春季大会において、工学部コンピュータ理工学科4年（当時）の田口凌さん（指導教員：木下雄一朗准教授）が、「優秀発表賞」を受賞しました。

この賞は、同大会での発表の中から優秀な発表を行った若手会員を奨励するものです。今回は、予稿原稿による事前審査、および、口頭発表による当日審査の2段階の審査を経て、田口さんの発表を含む8件が受賞しました。

受賞発表の題目は「寄り道促進アプリケーションを用いたウェルビーイング向上の枠組み」です。この発表は、寄り道推薦先の写真と概ねの方角・距離のみで寄り道提案を行うスマートフォン向けアプリケーションを提案し、提案アプリケーションと地図に基づき寄り道提案を行う比較アプリケーションの2種類を用いた実験を行ったものです。実験の結果から、提案アプリケーションには、場所を探す楽しみや達成感などに起因する心理的ウェルビーイングの向上の効果があることを明らかにしました。

受賞した田口さんは「今回、優秀発表賞という栄誉ある賞をいただけたことを嬉しく思います。ご指導いただいた木下准教授をはじめ、在学中に支えてくださった全ての皆様に深く感謝申し上げます。」とコメントしています。

リンク：第19回日本感性工学会春季大会 優秀発表賞 <https://www.jske.org/news/info/2024-04-11-20113>