菅原 孝太さん(修士課程2年)がスケジューリング学会奨励賞を受賞
2024年9月17,18日に福岡工業大学で開催されたスケジューリング・シンポジウム2024において,修士課程工学専攻コンピュータ理工学コース2年の菅原孝太さん(指導教員:鍋島英知准教授)が,「スケジューリング学会奨励賞」を受賞しました.
この受賞は,昨年度のスケジューリング・シンポジウムにおいて発表した「解集合プログラミングを用いた看護師勤務表の自動生成と附属病院における評価」に対するものです.
これは,山梨大学附属病院における看護師勤務表作成業務の負担軽減を目的として,解集合プログラミングによる制約の定式化と勤務表の自動生成に取り組んだ結果を報告したものです.看護師の勤務表作成は,熟練の師長にとっても負担の大きな業務の1つです.勤務表の自動生成のためには,勤務表が満たすべき要件の定式化・評価・改善のサイクルを効率的に回すことが重要です.本研究では制約を簡潔かつ自然に記述できる解集合プログラミングを用いることで質の高い勤務表の自動生成が効率的に実現可能であることを報告したものです.
授賞式の様子(左が菅原さん,右はスケジューリング学会前会長荒川雅裕先生)