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豊浦正広准教授が第28回山梨科学アカデミー奨励賞を受賞しました

豊浦正広准教授が第28回山梨科学アカデミー奨励賞を受賞しました.

受賞テーマ: 伝統織物からIoTセンシングへの展開

山梨科学アカデミーは,山梨県の科学や技術の発展に寄与することを目的に,ノーベル生理学・医学賞受賞者である大村智先生をはじめとする科学技術に理解を有する本県ゆかりの研究者や事業者などにより発足した団体です.奨励賞は,学術研究,技術開発及び教育等の分野において優れた成果を収め,将来を嘱望される,山梨県に関わりを有する若手研究者個人又はグループに対して贈られます.

コンピュータ理工学科からはこれまでにも,郷健太郎准教授(第14回,現教授),鍋島英知准教授(第18回),山本泰生助教(第22回,現静岡大学准教授)が同賞を受賞しています.

関連ページ: http://www.tyaos1995.or.jp/kensyou.htm

豊浦正広准教授は,画像処理,コンピュータグラフィックス,IoTセンサデータ解析を専門として,日本学術振興会科学研究費補助金事業や科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業さきがけの代表研究者などを務めています.

画像処理・コンピュータグラフィックスの成果として,山梨県郡内地域の伝統的織物の作成をコンピュータで支援する研究をされています.糸の物理構造や職人の潜在的な知識をコンピュータ上に表現することによって,職人の模様作成を支援し,さらに人間には作成が難しい大規模で複雑な模様を作成することを可能にしました.IoTセンサデータ解析は,導電性糸を特殊な規則で織り込むことで,性質のよい電気的特性を織物に与える研究から端を発しています.最近では,カメラに頼らずにセンサデータから人の行動を解析するIoTセンサデータ解析の研究を進めてられています.この研究によって,プライバシー保護や知的財産保護に配慮したIoTセンシングが実現でき,今後の山梨県の安心・安全な街づくりや機械産業にも貢献することが期待されます.

2023年5月31日(水)に授与式と受賞講演が行われました.

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