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古屋助教が国際会議 ICGIP 2018で優秀発表賞を受賞

古屋助教が国際会議 ICGIP 2018で優秀発表賞を受賞

コンピュータグラフィクスと画像処理に関する国際会議 International Conference on Graphics and Image Processing(ICGIP)2018が、平成30年12月12日〜14日に四川大学(中国・四川省成都市)において開催されました。この国際会議において、工学部コンピュータ理工学科の古屋貴彦 助教が優秀発表賞を受賞しました。本発表賞は、画像検索に関する研究発表セッションにおいて最も優れたプレゼンテーションを行った発表者に対して与えられるものです。

発表題目は「Data Augmentation via Photo-to-Sketch Translation for Sketch-based Image Retrieval」(著者:古屋貴彦 助教、大渕竜太郎 教授)です。本研究のねらいは、手描きの線画スケッチを手掛かりに写真を検索する技術(スケッチ検索)の精度向上です。スケッチ検索は、ユーザの欲する写真を大規模な写真データベースの中から手軽に探し出すために、実用化が期待されています。近年提案された従来法の多くは深層学習を利用してスケッチと写真を比較します。しかし、学習用データ(スケッチと写真のペアデータ)が不足していたために、高い検索精度を得ることが困難でした。学習用データ、特に手描きスケッチの収集は大きな手間です。そこで本研究では、写真を手描きスケッチ風画像に変換するニューラルネットワークを新たに設計し、これを用いた学習用データの人工的拡張法を提案しました。提案法によって学習用データが増加した結果、スケッチ検索の精度が向上しました。

受賞した古屋助教は、「優秀発表賞をいただき大変嬉しく思っております。今後も研究に邁進して参ります。」とコメントしています。

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